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有限会社 印傳の山本

山梨県 甲府市

伝統を継承しながら、印伝の新たな可能性を模索する「印伝の山本」。

1955年創業、現在では唯一の伝統工芸士(総合部門)が技を継ぐ「印伝の山本」。先々代山本金之助氏が上原商店(現:印傳屋上原勇七)で働き、その後自身の会社を立ち上げたのが始まりです。その後、金之助氏の長男・誠氏が事業を引き継ぎました。誠氏は金之助氏の技術を継承し、平成8年に甲州印伝の伝統工芸士(総合部門)の認定試験に合格し、晩年までの数十年間は日本で唯一の伝統工芸士(総合部門)として製作に励みました。2000年以降は長男。裕輔氏、次男・法行氏が入社。互いの長所を生かしながら甲州印伝の需要の拡大、品質の向上に努めています。ワークショップや講演などを通じた甲州印伝の周知に努めつつ、コラボレーションを積極的に展開。様々なニーズに対応できるよう注文方法を工夫し、一点物の特注品に対応するなど、新たな甲州印伝の可能性を模索しています。正確な伝統技術の継承にも努め、山本裕輔氏は日本で唯一の甲州印伝 伝統工芸士 (総合部門)資格保持者として技を引き継いでいます。伝統工芸士のその技術はクオリティとスピードにあります。同じクオリティを維持しながら、集中力を切らさずに枚数をこなすのは大変難しい伝統技術です。現在、オール山梨の印伝にも挑戦中です。山梨の「鹿」「漆」「技術」を用いてトレーサビリティの高い「印伝」実現のため日々努力を重ねています。

作業場 作業場

鮮やかな染色を施したきめ細かな鹿革。

作業場 作業場

職人が1柄1柄手彫りした特注の逸品。

作業風景
作業風景 作業風景 作業風景
作業風景
作業風景 作業風景 作業風景

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1955年創業、現在では唯一の伝統工芸士(総合部門)が技を継ぐ
「印伝の山本」。

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印伝の山本 テーパードシェイプストラップ

なめした鹿革に染色を施し漆で模様を描いたもの。使用するのはキメが細かく柔らかい小鹿の革。鹿革は牛革に比べて繊維が細かいため漆を定着するのに適しているためです。その革に型紙をのせて漆を施していく。型紙は「伊勢型紙」と呼ばれる「美濃和紙」を1柄1柄丁寧に手彫りした特注の一品。職人による手彫りのため、1型の製作に3ヵ月以上要する伝統的なモノです。ふっくらとした美しい立体柄が印伝ならではの特徴で、漆の表面張力を活かし、そのまま定着・硬化させて出来上がります。歴史深き伝統工芸を、腕元でお楽しみください。

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