歴史が紡ぐ伝統工芸
「金沢箔」
歴史が紡ぐ伝統工芸「金沢箔」
金を極限の薄さまで延ばすには、卓越された職人技と、金箔づくりを左右すると言われている紙仕込み、製箔に適した気候などあらゆる要素が必要とされています。
古くは加賀藩の藩祖・前田利家が製造を命じたのが始まりとされている金沢箔。金沢は気候、水質等が製箔に非常に適しており、加賀百万石の時代から四百年以上の時を越え、継承されてきたのが金沢箔です。
金の輝きをそのままに一万分の一ミリ程度の厚さまで均一に広げる。その熟練の技術で製箔された希少なプラチナ箔は薄さとプラチナならではの深みのある輝きを兼ね備え、文字板を彩ります。
美しい表情をもたらす、
「切り廻し」
美しい表情をもたらす、「切り廻し」
「切り廻し」と呼ばれる、薄片(フレーク)にしたプラチナ箔を文字板に散りばめました。箔を振りかけ重ねることで生まれる繊細で美しい表情が特徴です。ムーブメントの動きが見えるシースルーバックの三針タイプにはケースバックにも「箔」を施しています。
金沢箔を高級品ではなく、日常的に使ってもらいたい。金沢箔を全国に伝えたい。そのような思いから始まった「箔一」。常識にとらわれず変革、革新を起こしてきたことで、金沢箔の可能性を広げてきました。そんな固定観念にとらわれない「箔一」とのコラボレーションだからこそ実現した文字板です。